今スグ使える生きた英語 第12回ネイティブが使う褒め方と褒められた時の応じ方
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このシリーズは学校の授業では習えない、今を生きる英語ネイティブ達が日常で普通に使う言い回しを筆者自身の経験を通して選び、紹介するものである。ネイティブとの会話や、英語圏のメディアでしばしば出くわす表現など、覚えると使い道が多い便利な言い回しを知っておこう。
Contents
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褒め方のパターン
比較的若い世代のネイティブがよく使う褒め方を紹介する。実際に筆者のネイティブ友人たちがしょっ中使っていた生きた英語である。
You're awesome!
そのまま「君は素晴らしい!」と言う感じで使われる褒め言葉の代表的なものだ。
awesome は「素晴らしい」の意味を持つ形容詞だ。感謝の表現としてよく使われる。
awfulは要注意
awesomeと似た言葉で意味がまったく違うのものがある。
awfulだ。日本人には要注意だ。
「ひどい」とか「不快」「目も当てられない」のようなニュアンスだ。
絶対に You're awful! などと言ってはいけない。
※ウィル・スミスのキラーコラムに次いでアクセスが多い人気コラム!
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You're the best!
褒め言葉としてよく使われる言い方で「あなたって最高!」というニュアンスだ。
それを感謝の表現に使う場合もある。日本語であってもお礼を言う場面で「ありがとう」ではなく「あなたはサイコー!」「君って最高だね!」と表現するのと同じだ。
You rock!
スラング寄りの最高の褒め言葉で、若い世代にもっともしっくりいく言い方だ。日本語で言う良い意味での「まじヤバい」に近い。
誰かを称賛する場合に
They rock! 「あいつらヤバい!」
He rocks! 「彼サイコー!」
などと使われる。
rock の持つ「揺り動かす」の意味から生じたスラングであろう。
これを感謝の場面で使えば、凄まじく感謝している気持ちが伝わる。
rock の意味の真逆で使う言葉は suck である。
suchは本来は「すする」「しゃぶる」の意味だが貶(けな)す時に使われる。全然ダメだと言うニュアンスである。
You suck!
He sucks!
It sucks...
など。
なお、この suck をさらに強めると blow になる。
He blows!
は最高の貶し言葉となる。
※ブックマーク900超え!「はてブ週間ランキングTOP」に輝いたキラーコラム
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褒められた時に返す言葉
褒められた時にどう返すかは案外重要である。
一部の学習書では「褒められた時に日本人は謙遜してやんわり否定してからお礼を言うが、英語ネイティブはストレートに認めてお礼を言う。Yes, Thank you. のように返す」とあるが、これは筆者のネイティブ交流経験からすれば大間違いである。
実際にこんな対応をすると、図々しい奴と思われるだろう。
彼らは褒められたら、日本人と同じく謙遜して一旦やんわり否定する。その上でお礼を言う。
Not really... But thanks
のような言い方が模範的だ。これはネイティブ太鼓判のフレーズと考えてよい。
※感無量のMASA RADIO100回記念、ジーナさんと!
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Not really… But thanks
Not really が日本語の「そんなことはないよ」「それほどでもないです」と同じでやんわりと否定する言い方だ。そしてButを挟んでThanksあるいはThank youでお礼を言う。
これ、まったく日本人と同じである。
「いやいやとんでもありませんよ。でも、ありがとうございます」的な返し方である。
頭にWowやOh my goodnessなどをつけてもよいだろう。
ちなみにシラブルのつなぎめの、このnotのT音は前半だけで後半はR音に変わるので、聞こえないTになるが、実はRに向かう時に上顎に着けられた舌が離れる瞬間、ほんのかすかにT音が鳴る。
でもそれは意識しなくてもよいことで、英語喉メソッドを理解し、発音を喉でやればオートマティックに起こることである。
では、また次回をお楽しみに。
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