藤井風とは何者?唄う桃太郎は音楽で鬼を征伐に!

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CONTEMTS

Fujii Kazeって誰?

現在サブスクチャートで頭角を表し始めている、藤井風(ふじいかぜ)とは何者なのか?

もうすでに知っている人もかなりいると思うが、まだまだ知らない音楽好きの人も多いと思われるので、その人たちのために書こうと思う。

なぜなら、その青年を知らないことは音楽好きとしては損?は言い過ぎとしても、得をし損ねる(やはり【損】か!)からだ。

Kaze 

天は二物以上を与えた

「天は二物を与えず」という法則は、もはや機能していない。

この青年の「音楽センス」「歌唱力」「演奏力」「卓越したグルーブ感」「美貌」「英語スキル」「親近感」「長身(181cm)」「謙虚」「媚びない」ほかにもあると思うが、まったく非の打ち所がないとは彼のことだ。

 

一体彼の弾き語りを見て、彼を嫌いと思える音楽好きとはいるのだろうか?

まぁ、現実には必ずそういう人もいるのだが(笑)、イメージ的には誰もがファンになってしまうような奥の深い魅力を感じさせる。

クールに見えるルックスからはギャップがある、素朴でおっとりした岡山弁(一人称はワシ!)と流暢な英語を境目なく喋る青年だ。それもまったく嫌味なく。いやはや・・・。

Kaze

岡山が生んだ規格外音楽家、アルバムデビュー

藤井風(ふじいかぜ)くんは、岡山県浅口郡に生を受けた現在23歳。

四人兄姉の末っ子でちなみに、お兄さんは音楽家の「空」さん、お姉さんが「海」さん、「陸」さんときて・・・「風」くんだ。

その命名のセンスも素敵である。

 

彼はシンガーソングライターで楽器はピアノ、エレクトーン、そしてサックスを奏でる。

1stシングル「何なんw」は2019年11月18日に配信限定リリース。その後、同年12月に2ndシングル「もうええわ」、2020年1月24日1st EP 「何なんw」(+3曲)、2020年2月21日2nd EP「もうええわ」(+3曲)を同じく配信限定リリース。

満を持して2020年5月20日、1stアルバム『HELP EVER HURT NEVER』をリリースした。(初回限定盤はカヴァー曲を収録したDisc 2を含む2枚組仕様)

お父様の凄さ、音楽と英語の英才教育

実家は喫茶店をやっていて、何といってもお父様が凄い。風くんが3歳の頃からお父様の膝の上で、東西のありとあらゆるジャンルの音楽を聴かせてあげたそうだ。

日本の演歌を含む歌謡曲からR&B、ジャズ、ポップス、クラシック、なんでもござれだ。同時にピアノも始めている。

英語もお父様が教えたということだが、何もお父様が楽器や語学に長じていたのではなく、息子たちのために自ら学びながら教えたというから素晴らしい。

 

彼の音楽はR&Bをベースとしながらも、ジャズやヒップホップ、シティポップ、ロック、ブルースや昭和歌謡にいたるまで、実に様々な要素が決して取ってつけたようではなく、内側から滲み出るように感じられる理由はその辺りにあるのだ。

 

そしてまた、岡山弁がほどよく織り込まれた歌詞が効果的にリズムに乗り、オリジナリティを醸し出している。

「もうええわ」のサビの「もうええわ〜」など、日本語とは思えないアフリカの部族語の未知なる美しい響きに聴こえてしまう。

もうええわ(Mo-Eh-Wa) 

 帰ろう(Kaerou) 

お父様の決定的に凄いところは風くんが12歳の時に、「これからはYouTubeの時代が来る!」とばかりに、お父様とお兄さんが風くんをサポートしてYouTubeで音楽動画の配信を始めた。

今となっては積もり積もって膨大な数の、ピアノの弾き語りによる洋楽邦楽の名曲カバー集となっている。

それぞれの動画が本当に素晴らしく、デビューのずっと前からのファンがたくさんできたことは想像に余りある。

 

YouTubeのカバー曲が高評価でプロの門が開く

YouTubeの登録者数がぐっと増えた2018年の夏に、音楽関係者から声が掛かった。

そこから音楽イベントに精力的に参加していくなかで、2019年のデビューとなったのだ。

まさに音楽関係者から声が掛かる直前の、2018年6月のこの「ホテルカリフォルニア」など、もう本当に鬼気迫る動画だ。

全く鍵盤を見ずにあれほどダイナミックでグルービーかつパーカッシブな弾き方、エモーショナルなボーカル。本家の魅力とはまた違う、完全なFujii Kazeワールドに染まっている。

 

椎名林檎の曲、これは女性にとって視聴要注意動画である。

あまりの色気にめちゃくちゃにされたくなるのでは?(笑)

この筆者も大好きなカーペンターズのキラーチューンの選曲など・・・渋い。

音楽を本当に愛してるんやな〜と思ってしまう。

 

世界を視野に英語で発信

ところで、彼の英語も素晴らしい。もちろん喉発音。

アメリカ英語のように響く彼の英語は、ネイティブと同じとはいえなくとも、ネイティブに100%通じる英語だと思う。Rの発音もクリアに聞こえる。

彼自身も、デビュー前からゆくゆくはグローバルに活躍できるミュージシャンになりたいと思っていたので、YouTubeにて英語で語るのは当然であろう。

 

楽曲「優しさ」について英語で語る藤井風 

彼を知ったきっかけは「もうええわ」のPVに出会ったことだ。

動画を視聴し、ブレイク前のサチモスに出会ったときの衝撃を思い出した。いや・・・それ以上の衝撃を感じて、風くんの他の動画を貪るように視聴して完全にノックアウトされた。

 

Twitterでさりげにグッズ紹介もw

ライブでの輝きざま

彼のライブのショートムービーを観れば新人とは到底思えない、重厚なオーラが感じられる。

彼が新型コロナウイルス感染拡大の影響で6/4〜5のZepp Namba、6/26〜27のZepp Tokyo ”NAN-NAN SHOW 2020" の公演中止を受けて、ファンのために急遽配信したのがピアノ弾き語りライブである。

岡山の自宅から、ラフな格好(ボトムスは高校ジャージ)で床に置かれたキーボードをうんこ座りや立て膝でグルービーに弾きまくり、ファンキーにエモーショナルに唄いまくる姿は、ちょっと格好良すぎでずるい。(笑)

この弾き語りスタイルは「もうええわ」のPVにて、ホームレスの風情で地べたに置かれたキーボードを弾く場面でも使われている。

kaze

それでも、ゆる〜いほのぼのとした岡山弁で語られると嫌味を感じない。(笑)やはりずるい。

ともあれ、藤井風くんは音楽界の大谷翔平くんともいうべき、希望の存在ではないかと思う。

ブレイク確実の超大型規格外新人であることは間違いない。

風くんはもうひとり、まだ学生ながらもハイパークリエイティブなセンスを煌めかせて、こちらもブレイク確実と勝手に思っているVaundy、通称バウくんとも仲が良く、互いをリスペクトし合っていることが両者の発言から伝わってくる。

日本の音楽界の将来は、明るいだろう。