ポール・マッカートニーの「人類融和」の名曲で英語喉を体感しよう!

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ポール・マッカートニー画像

 

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人類融和を黒人と白人で謳い上げた曲

 

「Ebony and Ivory」という名曲がある。Ebonyは黒檀、Ivoryは象牙を指す。転じてピアノの黒鍵と白鍵を意味する。1982年にポール・マッカートニーとスティービー・ワンダーのデュエットで発表された曲だ。

 

ポール・マッカートニーの4枚目の オリジナル・アルバム『Tug of War』に収録された曲で、シングカットされてビルボード・ホット100のトップを19週に渡り飾った。

 

お察しの通りこれは白人と黒人(及び有色人種)の人種間の、愛憎から共存への流れを託した人類融和の願いを歌い上げる名曲である。

 


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ポールが黒人音楽に接近した時期

 

この頃のポール・マッカートニーは黒人音楽に傾倒しており、マイケル・ジャクソンにも接近して『Say Say Say』をコラボレーションとして発表した。

 

 

『Say Say Say』は、マイケルにとってはソロとして『Billie Jean』に次ぐ歴代2番目のヒット曲となり、一方ポール・マッカートニーにとっても、ビートルズ解散後の最大のヒット曲となった。

 

そしてこの『Ebony and Ivory』は大御所同士がタッグを組んだキモ入りの曲である。ポール自身の4枚目のソロアルバム、『Tug of War』はクオリティの高いアルバムと言えるが、その中でもひときわ光る白眉と言える名楽曲であった。

 

 

そして2010年、ホワイトハウスで行われたガーシュウィン賞の授賞式で、ポール・マッカートニーはアメリカ初の黒人大統領バラク・オバマ氏の目の前で、スティーヴィー・ワンダーと共にこの曲を披露した。

 

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英語にシラブル3ビートは重要

 

さて、ここからは英語喉のお時間である。

スリービートをご存知ない方は、こちらの大バズりしたコラムを参考にして頂きたい。

 

※最はてブ週間ランキングTOP獲得の人気コラム

 

英語喉がこのところ大きな広がりを見せつつあり、様々なセクターに波及していってることはSNSにおいて顕著である。

 

いつも言うように英語喉 50のメソッドには、ネイティブが発話する際に起こる様々な音声現象が、漏れることなく説明し尽くされているので、英語喉を実践する者にとっては迷ったときに立ち返る原点である。

 

 

そして副読本として理解を助ける意味合いを持つ機関銃英語が聴き取れるから入る実践者もいて、この本だけで聴き取りが向上する体験者も、実際に多数存在している。

 

 

この2冊、読む順番は逆転しても問題ないと言える。ある意味手っ取り早く聴き取りが向上できるのは、人によっては「機関銃英語」の方かも知れない。しかしどちらか一冊だけでやるのなら「50のメソッド」であることは間違いない。

 

「機関銃英語」の方は、読みやすくわかりやすく書かれていることも幸いしている。

また、もうひとつの要員としては、口発音ではどうしてもスリービートを完全には再現できないので、おのずと発音位置が落ちてくることがある。気がつけば喉発音になっていることもある。

 

実際に歌詞を3ビートで読む

 

例によってここでは「ネイティブ発音記号」を使わずに、筆者の独自の表記法(スペルを基準にしつつ実際の音感に合わせてスペルをアレンジするやり方)で、この曲をシラブル分割して英語喉のスリービートを学ぼう。

 

スリービートとは、英語の音節=シラブルが気骨気に子音+母音+子音であることだ。「ボォンボォン」とい感じのリズムだ。

 

日本語は子音+母音のツービートになる。「タカタカ」という感じのリズムである。

 

それでは、曲の詞を見てみよう。

 

EBONY AND IVORY

詞 Paul McCartney

 

Evony and ivory

Live together in perfect harmony

Side by side on my piano keyboard,

Oh lord, why don't we?

 

We all know

That people are the same

Wherever you go

There is good and bad

In everyone

We learn to live

We learn to give each other

What we need to survive

Together alive

 

シラブル分割はこのようになる。

 

ev/von/niey

and/daiv/vor/riey

liv(e)/tog/geth/ther/rin/perf/fect/harm/mon/niey

sid(e)/baiy/sid(e)/don/maiy/piy/yan/nok/key/board

oh/lord/why/dont/wey

 

wey/yall/know

that/piey/pl(e)/lar(e)/thes/sam(e)

wher/rev/ver/you/gow

ther(e)/ris/good/dand/bad

In/nev/very/wone

wel/learn/tol/live

wel/learn/tog/giv(e)/veach/choth/ther

what/wey/need/tos/sur/viv(e)

tog/geth/ther/ral/laiv(e)

 

読むときの注意点は以下の通りだ。

 

  • 「i」は発音に準じて「ai」と表記する場合もある。
  • シラブルの繋ぎ目が子音と子音の場合、前の子音の前半に、後者の子音の後半をスムーズに繋ぐ。
  • 読まない「e」は括弧でくくってある。
  • 音そのものが「ai」や「ie」の発音時には、喉発音の場合に必ずY音が自然発生する。赤のyがそれである。Side by side on my piano keyboardのPIANO部分にもY音が入る。だから「ピアノ」はむしろ「ピヤノ」に近い。ジャズマン用語でピアノを「ヤノピ」というが「アノピ」とは言わない。
  • シラブルのつなぎ目は前の子音の前半と、次の子音の後半を喉でつなぐ。片方のエッジに子音がない場合、基本的には隣の子音が引っ付く。

原曲をよく聞き、これらに留意して、シラブルごとに読んで繋げてみれば、ネイティブの話し方と近いのが分かるはずだ。

 

 

   

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